クチナシ 【梔子】
セイタカアワダチソウ 【背高泡立草】
【効き目】公害、薬害の毒消し、アトピー、炎症、湿疹の改善など「セイタカアワダチソウは喘息の原因になる毒草だから枯らせ」といって除草剤を撒いた時代もありました。しかし枯れずに勇ましく増え広がりました。戦後、外国から入ってきた野草ですがこの大地にしっかり根づくたくましさをもちます。喘息になるからと嫌われたのはブタクサと間違えられていたからです。逆に喘息を治すのです。食養と手当てとこのセイタカアワダチソウのお風呂で不用物が出て治っていきます。
スギナ 【杉菜】 (トクサ科)
【効き目】結石、胆石の除去、腎臓病、肝臓病、心臓病の改善、美肌などスギナは早春、土の中からひょっこり顔をだす、ツクシの後ろから出てくる「ツクシの親」です。増えすぎて困るツクシの親ですが、この繁殖力が弱った体にエネルギーを与えてくれます。珪酸やビタミン、カルシウムなどのミネラルも豊富に含まれます。珪酸は3〜16%含んでいてこれらとともに他に含まれる未知成分が多くの難病を治す力になっています。森や林の中で自生しているものは特に効果が大きい。
ゲンノショウコ 【現の証拠】
ドクダミ、ゲンノショウコはどんな病気にも役に立ちます。下痢がたちどころに治ったため「現の証拠」と名付けられたほど下痢止めの妙薬として使われてきましたが、それだけではなく、血行促進、浄血を助け、幅広く効用ががあります。煎じ汁を多く飲んでも副作用がないのでどんどん使うと良いでしょう。婦人科の病気を防ぎ肌をなめらかにして美容にも良い。
クチナシ 【梔子】
【効き目】打ち身、ねんざ、腫れもの、肝炎、吐血、腰痛の改善などクチナシは、純白で清楚な花が咲き、芳香を放ち、晩秋の頃、黄赤色の実をつけます。この実がクスリになります。果実が熟しても口を開かないから「口無し」と名前がついたとする説もあります。実は赤く熟したものを取り、日光で十分乾燥させます。これを漢方では「山梔子」(さんしし)と呼ばれるものです。クチナシの実は古い飛鳥時代から布地染料に使われました。
クズ 【葛】
【効き目】胃腸浄化、解熱、下痢、腹痛、食中毒などクズは、山野に自生する多年草木で、つるを伸ばして生える大型の植物です。葉は大きく裏表は白っぽい。保温性が強く細胞に力をつけるので、体が温まり消化吸収を助け血行を促します。病弱者には非常に大切な食べ物です。この葉の葉緑素は、健胃、造血、便通を助けるので、若葉を茹でたり天ぷらにして食べると良い。「ヘリクロゲン」という葉緑素が市販されていますが、これは野生のくずの葉を粉末にしたものです。
オオバコ 【大葉子】
【効き目】咳止め、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの予防、むくみ、歯痛などオオバコは最近では、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの予防にも有効と分かり、ますます評価が高くなりました。抗脂肝作用もあるとのことで肝臓病対策にも重要視されています。全国どこにでも道端や空き地などで多く見られ採取も容易です。
カキドオシ 【垣通し】
【効き目】腎臓病、糖尿病、胆石など4〜5月頃、淡い紫色の愛らしい花をつけるカキドオシは一般になじみ深い薬草です。茎が伸びて垣根を通り抜けるほど元気なので「垣通し」と呼ばれるようになりました。漢方では「連銭草」と名付けられて大切にされています。日本でも古くから子供の疳の虫を治す民間薬として使われ「疳取草」(かんとりそう)とも言われてます。
アシタバ 【明日葉】
【効き目】 高血圧、肝炎、腎炎、発がん予防などアシタバは、今日若葉を摘んでも明日にはもう新しい葉が伸びていると言うので「明日葉」と名付けられたそうです。それだけ逞しい、したたかな生命力をもっている野草です。セリ科の大型多年草で八丈島などの関東以南の温暖な海辺に生息します。
はじめに…
日本にはそれこそ100種を超える薬草や野草のお茶があります。いわゆる民間茶です。日本列島は世界に類をみない薬草列島なのです。どれも薬草とは思えぬ優しい味わいに驚きます。この島国の四季が育んできた各々の民間茶には深い味わいとともに驚くほどの薬効があります。「クスリをのむより伝統の薬草茶を飲みなさい」 これは、国際自然医学会会長、森下敬一博士のアドバイスです。