ツルナ 【蔓菜】

薬草・野草

ツルナ     【蔓菜】


【効き目】
胃がん、胃潰瘍、胃酸過多の改善など

ツルナは、若芽、若葉を食用にします。蔓菜科に属し、チョウセンナ、ハマジシャとも呼ばれ、日本では、九州から北海道の沿岸砂地といった場所に、蔓菜が広くく分布しています。摘み取る際は、多肉質な蔓菜の若葉を枝先から採取します。調理をする際は、蔓菜を茹でてから、和え物やお浸し、炒め物、汁の実といったものに使います。旬は梅雨明け前後とされていて、茹でても、シャキッとした食感が特徴です。ツルナの山菜としての歴史は古く、温暖な地帯では一年中成育し、多年草です。粒状の突起が茎や葉の表面にあり、砂地を一メートルほどつる状にはって拡大し、一年の間そのほとんどの期間において、花を咲かせています。尚、収穫は初夏から秋まで行われ、その際、葉や新芽をいつでも採取されています。

期待される効能・効果

カロテン、ビタミンK、ビタミンE、ビタミンB2、パントテン酸、カリウム、マンガン、鉄などがツルナに多く含まれています。カロテンは、緑黄色野菜に多く含まれているもので、つるなも緑黄色野菜になります。そして抗酸化性を持つカロテンやビタミンEは、抗ガン、老化防止に有効と考えられています。ビタミンKは、骨の形成を促進するのに役立つと言われています。また、血液を凝固させる際、補酵素として働くことが多いと言われています。不足すると出血が止まりにくくなるといった症状を訴えることもあります。

カロテンが豊富
ツルナには100g中にβカロテンが2700μg含まれています。これはクレソンとほぼ同じ量です。βカロテンには活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きや、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、あわせて免疫力を高め、がん予防にも効果があると言われています。

ビタミンK
ツルナにはビタミンKが多く含まれています。これには怪我をした時などに止血する、血液を凝固させる成分の合成に関わっている他、カルシウムを骨に定着させる働きがあり骨粗しょう症の治療薬としても知らてています。

生薬としての胃薬
ツルナはその茎葉を乾燥させたものを「蕃杏(ばんきょう)」または「浜千舎(はまじしゃ)」と呼び、生薬として用いられてきました。この生薬には胃潰瘍や胃酸過多などを改善する胃薬としての効果があるとされています。

豊富なミネラル
鉄分をはじめ、身体に必要なミネラルをバランスよく沢山含んでいます。それぞれの栄養素については、「旬の食材と栄養素」で詳しく説明しているので、そちらと合わせてご覧ください。

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※参考文献一覧

GAROP
https://garop.jp/c3/yasai/turuna.htm

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https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/turuna3.htm

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