なつめ 【棗】
野菜・その他
栗 (ブナ科)
【効き目】疲労、虚弱体質、下半身の筋力低下、月経痛など秋になると甘くほっくりとした味が恋しくなる栗。日本では縄文時代から食べられてきたといわれます。腎を補う作用が強く、気力を増して虚弱体質を改善します。痩せて体力のない人や、下痢気味の人に向きます。特に下半身を温め、筋力をつけるので、足腰を丈夫にしたい人に良いでしょう。
ぎんなん 【銀杏】
【効き目】せき、痰、ぜんそく、薄いおりものが多い、頻尿、尿失禁など食材としてのぎんなんは、イチョウの実ではなく「仁」という種の部分。肺をうるおすので空気が乾燥してぜんそくが悪化する秋から冬にとりたい食材です。収れん作用があり、せきや痰のほか慢性的なぜんそくや気管支炎を改善します。薄いおりもの、頻尿の改善にも役立ちます。抗炎症作用があり、血栓を予防するギンコライド(特有成分)のほか、尿の出をよくするカリウムも豊富です。
レタス (キク科)
【効き目】母乳の出が悪い、高血圧、むくみ、便秘、イライラ、不眠など体にこもった熱を取り、水分代謝を正常にして母乳の分泌を促し、むくみの解消にも有効です。高血圧や便秘の改善にも役立ちます。エビと組み合えわせて疲労回復。ビタミン類、摂取のために加熱調理がおすすめです。
モロヘイヤ (アオイ科)
【効き目】骨粗しょう症、イライラ、便秘、消化不良、高脂血症などモロヘイヤはエジプトやアラビア半島で古くから常食されているシナノキ科に属する緑黄色野菜の一種です。別名ツナソとも呼ばれています。エジプトでは5000年以上前から一般に普及していたといわれています。高温、乾燥地帯でも育つことができる強い生命力とその高い栄養価から、近年注目を集めている野菜です。虫にも暑さにも強いため、家庭菜園でも人気があります。
なす 【茄子】
【効き目】食欲不振、胃もたれ、夏バテ、痔、歯肉炎、浮腫み、月経痛など夏が旬のなすには暑さでほてった体を冷やす作用があります。熱を取り去るので発熱だけでなくさまざまな炎症や腫れ物を鎮めてくれます。血の滞りを解消する働きがあるので月経痛にも良いでしょう。また、胃の働きを活発にし、食欲不振や胃もたれにも効果があります。抗酸化作用があるナスニンが、免疫力をアップさせます。
とうがん 【冬瓜】
【効き目】ほてり、のぼせ、むくみ、夏バテ、下痢、高血圧など水分を補給することで体の熱を冷まし、口の渇き、のぼせ、ほてりを鎮めます。また、利尿作用があり、湿熱を防ぐため、膀胱炎、関節炎、むくみを改善します。「冬瓜」という漢字は、夏に収穫して、冬まで置いておけるからといわれています。とうがんの95%は水分です。
すもも 【李】
【効き目】排尿異常、のどの渇き、高血圧、むくみ、頭痛、めまい、イライラ、不眠、便秘、目の充血など体にうるおいを与え、水分代謝を調整し、排尿を正常化するので排尿異常、高血圧、むくみ、のどの渇きなどを改善します。体にこもった熱を冷まして、肝の高ぶりを鎮めることから頭痛、めまい、目の充血、イライラ、不眠などにも有効です。また、便通改善にもよいとされます。クエン酸などの酸味成分が疲労回復に役立ち、β-カロテンや鉄分、葉酸が貧血や月経不順を改善します。プラム(すもも)は、バラ科スモモ属の木になる果実です。
すいか 【西瓜】
【効き目】ほてり、イライラ、口・のどの渇き、口内炎、目の充血、むくみ、排尿障害など夏の食材の代表選手ともいうべきスイカ。熱を冷まし暑気を払う効果があります。口やのどの渇きを鎮める作用もあり、熱中症予防に上半身のほてりを取る良い食材です。高い利尿作用があり、排尿障害などの治療に用いられます。体内の余分な水分を排出するカリウムに加え、尿を生成するシトルリンとアルギニンというアミノ酸を含み、利尿作用にすぐれています。
ししとう 【獅子唐辛子】
【効き目】冷え、高血圧、食欲不振、むくみ、便秘など血の巡りを良くして、おなかを温め冷えを取ります。利尿作用もあり血圧を下げ、むくみを取るなどの働きもあります。消化を助け、食欲増進にも役立ちます。整腸作用もあり、便秘解決にも有効です。冷たいものを取ることが多く、体に湿がたまりやすい季節に向く食材です。カリウムが豊富で利尿を促し、血圧の安定やむくみ予防など効果が期待できます。カプサイシンという成分が体を温めて発汗を促し、新陳代謝を促進させるので、ダイエットに良いとされています。
キウイフルーツ【彌猴桃】
【効き目】ほてり、イライラ、更年期症候群、食欲不振、消化不良、吐き気、頻尿など中国原産ですが、20世紀になってニュージーランドで果物として育成されました。体の熱を冷まし、ほてりやのぼせを鎮めます。イライラなどの更年期症候群にも効果があります。また、胃腸の働きを助け、消化不良や吐き気なども改善します。