セロリ                 【塘蒿】

野菜・その他

セロリ                 【塘蒿】


【効き目】
血液浄化作用、自律神経の調整、不眠解消、生理不順、更年期障害の改善など

体力がない、疲れやすい、元気がないといって精力剤に走り、これに頼り続ける人も多い。でも内臓の強化には食べ物で血液を浄化し細胞を活気づけるのが一番です。セロリは血液を浄化し、体内から活気づける食品のひとつです。肉食を好む欧米人がセロリを好むのも血液の汚れを浄化することを体が教えるからでしょう。葉に含まれる香り成分のピラジンは血行を良くする働きがありますが、神経を鎮める作用も芳香成分にあるので、上手に利用することで不眠も解消します。また、必須アミノ酸のひとつメチオニンが炭水化物の消化を助けるため活力を促します。女性ホルモンを助け、女性的能力を増し細胞に活力をつけるので肌にも潤いを与える。女性にとっては生理不順、更年期障害の助けにもなります。

セロリの歴史
セロリは古代ギリシャ・ローマ時代から薬用効果のある野菜と考えられ、薬や香料として使用されていました。古代エジプトでは葬礼に用いられていたといわれています。16世紀頃からイタリアなどで薬用植物としての栽培が始まり、17世紀にはフランスで食用とされるようになりました。その後19世紀頃までにヨーロッパ全域やアメリカに伝わっていきました。セロリが日本に渡来したのは16世紀末頃であるといわれています。文禄・慶長の役(1592~1598年)で出兵の際に加藤清正が朝鮮半島から東洋種のセロリを持ち帰ったため、清正人参という異名で呼ばれていました。江戸時代になるとオランダ船によって西洋種が長崎へ入ってきました。当時はオランダ三つ葉と呼ばれていましたが定着はしませんでした。さらに幕末や明治時代にも栽培に挑戦しましたが、香りが強すぎて受け入れられず、一般に普及したのは第二次世界大戦後だといわれています。現在出回っているセロリは香りが比較的弱いアメリカの品種で、昭和50年頃から一般的になりました。

セロリの生産地
セロリは涼しい気候を好みます。夏から秋にかけては高冷地の長野県などで、冬から春にかけては静岡県などでハウス栽培されています。この2県で全国のセロリ出荷量の約7割を占めています。セロリは初夏から秋にかけての時期に旬を迎えます。

セロリの効果

セロリには豊富な香り成分をはじめ、β-カロテンやビタミンB群、食物繊維、ビタミンC、ビタミンEなどが含まれており、以下のような健康に対する効果が期待できます。

精神を安定させる効果
セロリの香りの主成分であるアピインやセネリンには、精神を安定させる効果があるといわれています。また、頭痛を緩和したり、イライラやストレスを解消する効果が期待できます。

食欲増進効果
セロリの香り成分であるアビオイルには食欲を増進し、口の中をさっぱりさせる効果があるといわれています。

血流を改善する効果
セロリの葉に含まれるピラジンという香り成分には、血流を改善する効果があるといわれています。血液の汚れは細胞の生まれ変わりである新陳代謝を滞らせるため、体が疲れやすくなり、免疫力が低下するなどの症状につながります。
またコレステロール低下効果も知られており、動脈硬化を予防する働きも期待されています。

視機能を改善する効果
セロリにはβ-カロテンが多く含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAとして働きます。目の網膜にはロドプシンと呼ばれる光を感じるためのたんぱく質があり、人間がものを見ることができるのはロドプシンが光に反応し、その刺激が脳に伝えられるためです。ビタミンAはこのロドプシンを生成するために必要な栄養素です。セロリのβ-カロテンが体内でビタミンAとして働くことでロドプシンの生成が促され、夜盲症や眼精疲労が予防されます。

疲労回復効果
セロリにはビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1は食事から摂った糖質をエネルギーに変えるために必要とされる栄養素です。糖質をエネルギーに変える力が低下してしまうと、疲労物質である乳酸が溜まりやすくなり、疲労を感じるようになります。このため、セロリには疲労を回復させる効果が期待されています。

高血圧を予防する効果
高血圧とは血圧が高い状態をいいます。血圧とは血管にかかる圧力のことをいい、高血圧の状態が続き悪化すると脳出血や脳梗塞などの病気が発症しやすくなります。血圧にはナトリウムとカリウムが大きく関係しています。ナトリウムを過剰に摂取すると、血液中のナトリウム濃度を下げるため血液の量が多くなり高血圧になります。セロリに含まれているカリウムは、一度血液中に吸収されたナトリウムが腎臓で吸収されることを防ぎ、尿中への排出を促すことで血圧を下げる作用があるため、高血圧の予防に効果的です。

腸内環境を整える効果
セロリに含まれている食物繊維には腸内環境を整える働きがあります。
腸内には悪玉菌、善玉菌と呼ばれる細菌が存在しており、これらの細菌が腸内環境を左右しています。腸内に悪玉菌が増殖すると、消化されていない物の腐敗が進んだり免疫力が低下します。一方、善玉菌が増殖すると、腸内環境が整えられ免疫力の向上や便通の予防・改善、美肌効果など全身の健康維持に役立ちます。さらに、コレステロールを体外に排出したり、血糖値の上昇を抑える働きも期待できます。

美肌効果
セロリには抗酸化力の強いビタミンC、ビタミンEが含まれています。
ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。コラーゲンは皮膚組織の約70%を占めており、肌のハリや潤いを保つ大切な役割を果たしています。さらにシミのもとであるメラニン色素の生成を防ぐ働きがあるため、美肌効果が期待できます。ビタミンEは老化の原因である過酸化脂質が生成されないように活性酸素[※6]から細胞を守ります。また、末梢血管を広げて血行を促進し、全身の血行を良くすることで細胞の生まれ変わりである新陳代謝を活発にします。新陳代謝が活発になると、肌にハリが出てきます。さらに、紫外線に対する抵抗力も高まり、シミやそばかすの予防にも効果的であると考えられています。セロリに含まれるビタミンCとビタミンEの相乗効果によって抗酸化力が強まり、美肌効果が期待できます。

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※参考文献一覧
東城百合子、野草と野菜、三笠書房、2019、p102〜103
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