マルベリー (クワ科)
アロマ
ローズマリー (シソ科)
【効き目】抗酸化、消化機能亢進、血行促進、美容、食欲不振、消化不良、リウマチ、関節炎、冷え、肩こりなどローズマリーは、シソ科マンネンロウ属の植物で、ハーブの中でも1、2を争うほど、美しい花を咲かせることで知られています。ローズマリー(rosemary)という名前は、ラテン語のros marinus(海のしずく)を意味しており、海岸にごく近い所に育つことに由来します。ローズマリーは60㎝~150㎝の高さに育つ灌木です。
タイム (シソ科)
【効き目】抗菌、去痰、鎮痙、気管支炎、上気道カタル、消化不良などタイムは、シソ科の多年草でハーブの一種です。タイムという名前の由来には諸説ありますが、ギリシャ語で“勇気”を表す語が語源になっていることもあり、タイムは古くから、勇気や力の象徴とされてきました。中世イングランドでは、女主人からもらったスカーフに、騎士たちが勇敢さを表すためにタイムとミツバチの刺繍を施したそうです。
レモングラス (イネ科)
【効き目】健胃、駆風、抗菌、食欲不振、消化不良、風邪などタイ料理などで香り付けとして使われるレモングラスは、柑橘系に似た爽やかな香りを持ち虫除け効果も期待できます。ただし、エッセンシャルオイルの利用は、皮膚刺激が強いため、お子さんや肌が弱い人は特に気をつけてください。胃腸への働きかけの他に、運転やスポーツ後のリフレッシュとしても。また、ハーブティーに入れてブレンドし、さまざまな味を楽しめます。
セージ (シソ科)
【効き目】抗菌、抗真菌、抗ウイルス、収れん、発汗抑制、母乳分泌抑制、口腔咽頭の炎症、発汗異常などセージの大きな特徴はローズマリーの次に高い抗酸化力を持つことで、若返りのハーブとして活躍します。また、抗菌作用や抗真菌作用も持つことから、風邪や口内炎に処方されることも。収れん作用があり、母乳の分泌を抑えたり月経過多や更年期のホットフラッシュといわれる発汗異常にも処方されたりします。ただし、アルコールに漬けたチンキ剤は長期服用は避けなければいけません。
ジャーマンカモミール (キク科)
【効き目】鎮静、消炎、鎮痙、駆風、胃炎、胃潰瘍、生理痛、頭痛、緊張性の軽度の不眠などイギリスの童話『ピーターラビット」で、興奮して寝付けないピーターにお母さんがカミツレ草のお茶を入れて飲ませるシーンが描かれます。このカミツレ草がジャーマンカモミールです。青りんこのような香りはリラックス効果をもたらし、小さな子どもにも比較的安全なことから、使い勝手のよいハーブです。飲みやすいこともあり、ハーブティーによくブレンドされ、世界中で愛されています。アレルギーの緩和やストレス性の痛みや不安を鎮めてくれます。
ローズ (バラ科)
【効き目】鎮静、緩和、収れん、神経過敏、不安、抑うつ、便秘、下痢、美容などローズは香りと美のハーブと呼ばれ、女性にとって魅力的な効能を持ちます。エッセンシャルオイルはローズオットーとローズアブソリュートがあります。エッセンシャルオイルは非常に高価です。ホルモン分を促進し、更年期障害や生理痛、生理前症候群をやわらげます。抑うつ効果でも知られますが、若干の強壮作用も働くので、眠れないときはローズを避けてラベンダーにしましょう。
レモン (ミカン科)
【効き目】中枢神経系機能亢進、免疫賦活、認知対策、集中力低下、食欲不振などレモンのエッセンシャルオイルは果皮を圧搾して採られます。手ごろな価格で入手できます。年代や性別を問わず人気の香りで、とくに午前中の利用が効果的です。心身を元気に向かわせ、脳や免疫力を活性化しながら気分を高めてくれます。認知症対策のエッセンシャルオイルとして、ローズマリーとセットで午前中に活用するのがおすすめです。
ユーカリ (フトモモ科)
【効き目】去痰、抗菌、風邪、気管支炎、花粉症、頭痛などコアラの主食として有名なユーカリはオーストラリア原産のフトモモ科の植物です。古くからユーカリの抗菌、抗炎症などの作用が知られており、オーストラリアの先住民であるアボリジニーは傷を癒やすために使用していました。感染症や発熱の症状に使用し、葉を燃やしてその煙を吸入したり、熱冷ましに使用していました。その効果はオーストラリアの家庭で浸透しており、常備薬として使用され、大きな戦争などでも使われました。
マジョラム (シソ科)
【効き目】鎮静、消炎、抗菌、肩こり、腰痛、筋肉痛、生理痛など古代ギリシャの時代から「幸せを呼ぶ」ハーブと呼ばれ、薬草として使われてきたマジョラム。心と体のこわばりをほぐし、温かく包み込む働きが期待できます。ストレスや不安、悲しみ、欲への執着などで乱れた心のバランスを整え、安定に導きます。肩こりや便秘、頭痛、腰痛などにはマジョラムを使ったマッサージオイルでケアを。
フランキンセンス (カンラン科)
【効き目】鎮静、収れん、呼吸器系機能調整、緊張、頭痛、生理痛、気管支炎などキリストが誕生した際、東方の三賢者がミルラと黄金とともにフラキンセンスを贈ったとされる話で知られています。古代エジプトでも使われていました。重厚感と品格を備えた神聖な香りは呼吸器系の調整にすぐれるとされます。浅くて早い呼吸を、深くゆっくりとしたリズムに導きます。美容面ではシワ対策に用いられ、女性に人気です。