【AOZA (アオザ)】
無添加非加熱抽出で作られているイワシ油(DHA・EPA含有)
無添加・非加熱抽出について
無添加非加熱抽出とは加熱処理せず遠心分離だけで抽出する方法です。加熱処理してると有害なトランス脂肪酸が発生してしまう危険性が高まる同時に、DHA、EPA、CoQ10等も天然の状態と異なってしまいます。加熱せず、自然のままのイワシ油を抽出する「無添加非加熱抽出」、保存料、着色料、酸化防止剤等一切何も加えず、イワシに含まれる有効成分の変異、消失が最小限に抑えられています。まさに生の魚を食べているのと同じなんです。
トランス脂肪酸について
自然ではない、人工的で不自然な化学結合をした「体に害がある」脂肪酸のことです。
「ガンの原因」「脳の機能低下」「血圧を上げる」「悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす」「妊娠率を低下させる」など体に悪影響をもたらすことが報告されています。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
DHA(ドコサヘキサエン酸)とは?
DHAは、青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸で、体内ではEPA(エイコサペンタエン酸)からつくられる成分です。冷たい海に住んでいる魚の脂で、低温状態においても固まらない性質を持ちます。
DHAの歴史
グリーンランドに住むイヌイットは、動脈硬化や脳梗塞などの生活習慣病、また心筋梗塞などによる死亡率が少ないことがわかり、イヌイットの食生活に注目が集まりました。冬の最低気温が約-60℃にもなるグリーンランドでは、野菜の栽培が不可能なため、イヌイットの主食は脂肪分の多いアザラシの肉や魚です。
1972年、デンマークの2人の研究者はイヌイットの血中脂質をデンマーク人の血中脂質と比較したところ、デンマーク人よりもイヌイットの血中脂質や血中コレステロール、血中トリグリセリドなどが低く、冠動脈心疾患などの循環器系疾患の罹患率が低いという結果が報告されました。デンマーク人の急性心筋梗塞での死亡原因が40%であるのに対して、61歳以上のイヌイットの罹患率は約3%と驚くほどの少なさでした。その理由として、イヌイットの主食であるアザラシや鯨などにDHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸が多く含まれていることが推察されました。野菜を食べないイヌイットの食生活は、一見、バランスが悪い不健康な食生活であるように思われますが、イヌイットの食事に多く含まれているDHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸が、血中脂質を減らし、冠動脈心疾患などの循環器系疾患を防いでいる可能性があることが報告されました。そこから、DHAやEPAのさらなる研究が始まり、1990年、高純度EPAエチルエステル(純度90%)が、高脂血症などを適応症とした医薬品として使用され始めました。また、同年、まぐろやかつおの眼窩脂肪(がんかしぼう)に高濃度のDHAが発見されています。以来、DHAの健康維持効果への期待が高まり、研究・開発は続けられています。
DHAの健康食品としての広がり
DHAが健康食品市場で注目されるようになったのは1989年のことです。イギリスの研究者が、日本の子どもたちの知能指数が高い理由のひとつを、魚を食べる食習慣によるものであると発表したことが発端となって、DHAは世界中から注目されるようになりました。また2004年にはDHAを含むω(オメガ)-3系(主にα-リノレン酸)不飽和脂肪酸が血中脂質を低下させ、それにより冠動脈心疾患の危険性を下げることが、米国食品医薬品局によって認められたのです。
<豆知識>魚の脂と牛などの動物の脂の違い
DHAは、青魚などの脂肪に含まれる脂肪酸であることが今では周知のこととなり、DHAによる血流改善効果は注目されています。では、魚の油と牛などの動物の脂とでは、どのような違いがあるのでしょう。
魚は冷たい海の中でも生きることができるように、魚の脂は低温でも固まりません。動物の脂は常温でも固まってしまいますが、魚の油脂は-40℃でも液体のままというほどの柔軟性があります。DHAの柔軟性が細胞膜を柔らかくする働きがあり、様々な効果を生み出しています。今後も、DHAの効果に期待が高まっています。
DHA(ドコサヘキサエン酸)の効果
記憶力、判断力を向上する効果
DHAは脳を構成する約140億個の脳細胞の膜に存在し、脳内でも特に記憶や学習に関わる海馬に多く集まっています。DHAは脳を活性化する働きがあるため、海馬のDHA量が頭の良さに関わっているといわれており、脳の栄養素とも呼ばれています。脳には、有害なものが外部から入らないようにする血液脳関門と呼ばれているフィルターのようなものがあり、脳内に入れる成分と入れない成分を選別しています。DHAは血液脳関門を通過することができる成分で、神経伝達物質の量を増やし、情報伝達の能力を向上させる働きがあります。また、DHAは神経細胞の発育を活性化させ、機能維持に重要な役割を果たしています。DHAは記憶や学習能力を向上させるために必要不可欠な成分です。未熟児で生まれた赤ちゃんをDHAを含まない粉ミルクで育てた場合と、DHAを含む母乳で育てた場合では、母乳で育てたほうが、知能指数がはるかに高いということが明らかとなっており、子どもの脳細胞の発育には、赤ちゃんがお腹にいるときから、母親がDHAを摂るようにすること、粉ミルクの場合でもDHA配合の製品を選ぶことが大切です。また、成長後の子どもでもDHAを摂取させると、学習能力が向上し、集中力が高まることもわかっています。このことから生まれた時から一生を通じてDHAは大切な栄養素であるといえます。
アルツハイマー型認知症に対する効果
認知症患者に6ヵ月間DHAを摂取させると、計算力や判断力が高まるという結果が報告されており、DHAはアルツハイマー型認知症にも効果を発揮することがわかっています。アルツハイマー型認知症は脳の神経細胞が死んで萎縮する病気ですが、DHAは神経細胞を修復し、残った神経細胞の働きをサポートします。
血流を改善する効果
DHAには、血管壁の細胞膜を柔らかくする働きがあるため、血流を改善する効果があるといえます。また、勢いよく血液が流れても血圧が高くなるのを防ぐ働きもあります。同時に赤血球の細胞膜も柔らかくするため、血流が改善され血液がサラサラの状態になります。また、DHAは中性脂肪を減らし、善玉(HDL)コレステロールを増やす働きもあります。これらの働きにより、血流を改善し、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を予防できると大きく期待されています。
視力を回復する効果
DHAは目にも大切な栄養素です。DHAは、目の網膜に含まれる脂肪酸の約40%を占めることがわかっています。脳の働きが鈍くなることで視力が低下することも明らかとなっています。DHAを摂取すると、近視の改善や集中力の向上、動体視力の改善などに効果があります。DHAを含んだパンを小学生に食べさせたところ、視力が改善されたという結果も報告されています。また、未熟児にDHAを摂取させると、未熟児網膜症のリスクを低減することも明らかになりました。DHAは活動的に生きるために必要な視力のサポートや回復に欠かせない栄養素です。
アレルギーを予防する効果
DHAには、シクロオキシゲナーゼというアレルギーを促進する酵素を阻害する働きがあります。シクロオキシゲナーゼはプロスタグランジンE2という、アトピー性皮膚炎や花粉症,喘息といったアレルギー症状や関節炎などを促進する物質です。DHAはこれらのアレルギー源であるシクロオキシゲナーゼを阻害し、プロスタグランジンE2がつくられるのを抑制します。したがって、アトピー性皮膚炎や花粉症,喘息といったアレルギー症状、関節炎などを緩和する効果も報告されています。
精神を安定させる効果
子どもやお年寄りを対象にした最近の研究により、DHAを摂取することで攻撃性がなくなり、精神面の安定が維持できると報告されています。そのため、ストレスの緩和にも効果が期待されています。
EPA(エイコサペンタエン酸)
EPA(エイコサペンタエン酸)とは?
EPAは健康に欠かせない必須脂肪酸で、体内の血液のめぐりをスムーズにします。国際的にはIPA(イコサペンタエン酸)と呼ばれることもあります。血液の流れが滞ると、酸素と二酸化炭素、栄養分と老廃物などの交換がうまく行われなくなり、体のあちらこちらに不具合が出ます。血流が悪くなると体の機能が低下するとともに、血圧が上昇し、血管がつまったり、破裂したりするリスクが高まります。そのような症状を阻止するのがEPAです。
EPAの歴史
EPAの主成分はn-3系列の多価不飽和脂肪酸で、人間の体内ではつくりだせないため、食品から摂る必要があります。植物油などのα(アルファ)-リノレン酸を含む食品を摂取すると、体内でEPAに変わります。その他に主に青魚の油に多く含まれ、体内でDHAにも変換されます。血栓をつくらせない、コレステロール値を低下させるなどの働きがあり、多くの生活習慣病の予防や改善に効果があることが医学的にも報告されています。これらのEPAに関する研究は、DHAの研究とともに行われ、1970年代にデンマークで行われたイヌイットを対象にした調査が始まりです。イヌイットの脂肪摂取量はかなり高く、エネルギー比で40%にも達しており、それはデンマーク人とほぼ同じでした。にも関わらず、デンマーク人の死亡原因の40%以上を心筋梗塞が占めているのに対して、イヌイットは心筋梗塞をはじめ、冠動脈心疾患などの循環器系疾患の罹患率がわずか3%でした。そこで、イヌイットの主食であるアザラシや鯨などにDHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸が多く含まれているのではないか、という点が大きく着目されたのです。以来、EPAとDHAに関して熱心な研究調査が進められました。
EPAとDHAの違いについて
EPAとDHAは分子構造がよく似ていて、いずれも血中の中性脂肪やコレステロールを低下させる働きを持っています。両者の最も大きな違いはDHAは脳の構成成分で、脳が必要とする限られた栄養分の一つであるのに対し、EPAは脳の入り口の血液脳関門を通過できないことにあります。EPAとDHAは互いに補いながら、2つの働きにより脳内の血管を健康に保つことができるのです。この2つの働きがあるからこそ、脳血栓や脳梗塞などのリスクを軽減することができます。EPAは高い血小板凝集抑制効果があり、心筋梗塞や虚血性心疾患などの予防効果があります。このような効果はDHAにもあるのですがEPAと比べて高い効果は期待できません。また中性脂肪に対してはEPAの方が、コレステロールにはDHAの方が効果が高いといわれています。EPAはDHAと同様に魚の油に多く含まれているため、日常生活で意識して摂取したい成分です。DHAやEPAは酸素に触れるとどちらも酸化しやすいという弱点を持っています。効率良く摂取するには抗酸化作用を持つビタミンEやビタミンCを含み、EPAが酸化されないように工夫されたサプリメントでの摂取が効果的です。EPAとDHAは両方で相乗効果をもたらすため、一緒に摂取することが効果的です。
<豆知識>EPAの効果的な摂り方
EPAは主に青魚の油に豊富に含まれており、刺身で食べることが一番効果的な食べ方です。煮たり、焼いたりすると、20%ほど大切な成分が流れてしまい、揚げ物にすると50〜60%も溶け出します。
体内で酸化を防ぐためには、β-カロテンの多いにんじんなどの緑黄色野菜やビタミンEの豊富なゴマなどの種実類と一緒に摂ることがおすすめです。
EPA(エイコサペンタエン酸)の効果
生活習慣病の予防・改善効果
EPAには高い血小板凝集抑制効果があり、血栓をつくらせない働きがあります。心筋梗塞や虚血性心疾患など、生活習慣病予防の効果があります。善玉(HDL)コレステロールを増やし、悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪を減らす働きもあり、血液をサラサラにしてくれます。高血圧の予防や改善に効果的です。
炎症を抑制する効果
EPAには抗炎症作用や免疫力を高める作用があり、炎症を引き起こしたり白血球の活性化に関わる因子の働きを抑制することで、病気の発症を抑えたり、改善すると期待されています。
アレルギー症状を緩和する効果
近年の研究ではアトピー性皮膚炎や花粉症、喘息といったアレルギー症状の緩和にも効果があると考えられています。EPAは不飽和脂肪酸のひとつであるアラキドン酸と拮抗しシクロオキシゲナーゼ、あるいはリポキシゲナーゼなどの酵素を抑制します。その結果、損傷された組織および炎症部位に浸潤した白血球などから放出される生理活性物質が抑えられます。したがって、アレルギーを促進する酵素を阻害する働きがあると期待されています。同時に、慢性気管支炎などの炎症性疾患の改善にも効果があります。
感染症を予防する効果
EPAをアミノ酸の一種であるアルギニンなどと一緒に、手術前の患者に投与することで、術後の創傷の治癒が促進するという報告がなされています。このようにEPAは幅広く医療・健康の分野で効果を発揮し、今後の研究・調査に期待が高まっています。
精神を安定させる効果
EPAは人のメンタル面にも働きかけると報告されています。うつ病やイライラを緩和させ情緒を安定させます。アルツハイマーも改善すると期待されています。現在もEPAに関する研究調査が進められており、さらなる検証が必要であるとしながらも期待は高まっています。また、アルツハイマー患者にEPAを投与することでも認知機能の改善が見られたと報告があります。DHAともに、今後の治療効果が期待されています。
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、細胞の中にあるミトコンドリアに存在しており、生命活動に必要なエネルギーの大部分をつくり出している補酵素です。ユビキノンとも呼ばれていますが、これは、コエンザイムQ10があらゆる細胞や血液中に存在することから、ラテン語で「いたる所に存在する」という意味を持つ「ubiquitous(ユビキタス)」という言葉に由来するものです。コエンザイムQ10は、エネルギーを必要とする心臓の筋肉や、骨格筋、肝臓や腎臓に多く存在するといわれています。また、コエンザイムQ10はビタミンと似た働きも持つビタミン様物質であるため、ビタミンQとも呼ばれています。
コエンザイムQ10の歴史
コエンザイムQ10は、1957年、アメリカ・ウィスコンシン大学のクレイン博士らによって発見され、牛の心臓細胞のミトコンドリアから単離した脂溶性の補酵素がコエンザイムQ10と命名されました。
その後、コエンザイムQ10についての研究や開発が活発に行われるようになり、日本では1975年から心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの治療薬としてコエンザイムQ10が使用されていましたが、2001年には食品として認可され、サプリメントの原料としても広く利用されています。
コエンザイムQ10の働き
体内の臓器や筋肉を動かすためにはエネルギーが必要です。このエネルギーを生み出すもととなるのが、ATP(アデノシン3リン酸)という物質です。エネルギーは、食事から摂取した糖質、脂質、たんぱく質などの栄養素からつくり出されます。その中で、最もエネルギーになりやすい糖質は、血液にのって全身をめぐり、エネルギーとなります。コエンザイムQ10はATPをつくり出す力を活性化するという役割を担っています。コエンザイムQ10が体内に十分に存在していると、効率良くエネルギーがつくられるため、疲れにくく健康な体を維持することができるのです。また、コエンザイムQ10には強い抗酸化作用があり、増えすぎた活性酸素によるダメージから体を守る働きがあります。本来、活性酸素は体の中に入ってきた細菌やウイルスを退治してくれる働きを持つため、人間の体にとって必要なものですが、増えすぎるとその強力な作用により細胞を傷付けてしまうため、生活習慣病や老化の原因となります。活性酸素は、ストレス・紫外線・喫煙・過剰な運動などが原因で増加するといわれており、現代人の生活環境は、活性酸素によるダメージを受けやすいのです。ミトコンドリアでエネルギーがつくられる際にも活性酸素が発生します。活性酸素によるダメージから体を守るためのSOD酵素などの抗酸化作用を持つ酵素が体内でつくられていますが、年齢とともにその力は低下してしまいます。
つまり、体外からビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化ビタミンや、ポリフェノール、カロテノイドといった抗酸化物質を補う必要があります。コエンザイムQ10は、自身も強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を抑えますが、抗酸化ビタミンであるビタミンEの働きを助ける性質も持っています。コエンザイムQ10は体内に取り込まれると酸化型から還元型へと変化し、抗酸化作用を発揮します。
コエンザイムQ10は、これらの成分と連携して、活性酸素からのダメージを抑えています。
コエンザイムQ10の欠乏症
コエンザイムQ10はエネルギーをつくり出す重要な成分ですが、年齢や食生活、様々な病気などによって、体内のコエンザイムQ10の量は減少してしまいます。体内のコエンザイムQ10の量は20歳代にピークを迎え、40歳代以降急速に減少するといわれています。コエンザイムQ10が不足すると、エネルギーの生産力が低下し、疲れやすくなったり、肌の老化現象や免疫力の低下、肩こりや冷え性などが引き起こされます。
コエンザイムQ10を摂取するには
コエンザイムQ10の1日摂取目安量は、60~100mgとされています。コエンザイムQ10が多く含まれる食材は、牛肉、豚肉、レバーなどの肉類、いわしやさばなどの魚類、ほうれんそう、ブロッコリー、大豆、チーズなどが挙げられます。例えば、100mgのコエンザイムQ10を摂取するためには、にしんなら約40匹(1匹当たり150g)、牛肉なら約2.7kg以上、えんどう豆なら約30kg以上食べる必要があり、食事からコエンザイムQ10を十分に補うことは難しいといわれています。そのため、コエンザイムQ10はサプリメントから摂取すると効率的です。コエンザイムQ10は脂溶性の成分であるため、水に溶けにくく、吸収性があまり良くないといわれています。しかし、このような弱点をカバーすることができる包接体コエンザイムQ10が、サプリメントの原料として利用されています。包接コエンザイムQ10とは、コエンザイムQ10を、オリゴ糖の一種であるシクロデキストリンで包み込んだものです。シクロデキストリンは、蓋と底がないカップのような構造であり、その内径は約1ナノメートル(ナノメートル=10億分の1メートル)となっています。さらに、カップの外側は水に溶けやすく、内側は油に溶けやすいという特徴を持っています。包接コエンザイムQ10にすることによって、非常に細かく、体に吸収されやすくなるため、より効率的にコエンザイムQ10を摂取することができます。
コエンザイムQ10の効果
疲労回復効果
コエンザイムQ10にはエネルギーをつくり出す働きがあるため、疲労回復の効果があります。
エネルギーをつくり出す力が低下すると、体の様々な臓器や組織の働きが弱くなり、病気や老化の原因につながります。コエンザイムQ10を摂取することにより、効率良くエネルギーがつくられるため、疲れにくく若々しい体を維持することができます。また、コエンザイムQ10と同様にエネルギーをつくり出す上で重要である成分であるα-リポ酸と包接コエンザイムQ10を組み合わせて摂取すると、より効果的であるという試験結果が報告されています。高校野球部の生徒30名が、包接コエンザイムQ10とα-リポ酸が配合されたサプリメントを1ヵ月間服用し、服用前後の3000mの持久走におけるタイムを比較した所、平均タイムは12分20秒から11分50秒にまで短縮され、持久力の向上が確認されました。疲労回復の効果と、体力向上に役立つことから、コエンザイムQ10はスポーツ選手向けのサプリメントとしても利用されています。
肌の老化を防ぐ効果
しわやたるみなどの肌の老化現象は、コラーゲンの減少によって引き起こされます。人間の体は、約15%がたんぱく質によって構成されています、このたんぱく質の約30%を占めるのがコラーゲンです。コラーゲンの約40%は皮膚に存在しており、肌の弾力を保つ上で欠かせない成分です。しかし、コラーゲンもコエンザイムQ10と同様に、年齢とともに体内でつくられる量が減少してしまいます。コエンザイムQ10は、コラーゲンをつくり出す皮膚の細胞を活性化させる働きがあります。また、コエンザイムQ10には肌のターンオーバーを正常化するという働きがあります。通常では、肌の細胞は28日間で生まれ変わるといわれていますが、年齢や食生活、間違ったお手入れなどで、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまいます。その結果、古い角質が肌の表面に蓄積されたままになるため、肌荒れ、シミや乾燥にもつながります。コエンザイムQ10は、しわやたるみなどの老化現象を改善し、若々しい肌を保つ効果があります。このような効果から、アンチエイジング(抗老化)のためのサプリメントや化粧品にコエンザイムQ10が利用されています。
心臓機能を保護する効果
コエンザイムQ10はからだ全体に存在しますが、心臓に特に多く存在します。心疾患を持つ患者がコエンザイムQ10を摂取すると、運動機能や生活の質や快適性が改善されたとの研究報告もあります。
生活習慣病を予防する効果
コエンザイムQ10の抗酸化作用は、生活習慣病の予防にも役立ちます。活性酸素は、コレステロールを酸化させることによって、動脈硬化や糖尿病を引き起こす原因にもなります。コエンザイムQ10は、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑えることによって、過酸化脂質を抑え、生活習慣病を予防する効果があります。
関節痛を改善する効果
関節の軟骨の部分には、コラーゲンや、水分を保つヒアルロン酸やグルコサミン、コンドロイチンなどの成分が含まれており、クッションのような役割を果たしています。しかし、加齢や肥満が原因で、軟骨がすり減ってしまうと、関節の骨同士が直接こすれるようになり、痛みが発生します。特に、膝の関節は体重を支える部分であるため、負担がかかりやすいといわれています。包接コエンザイムQ10とコラーゲン、グルコサミン、ビタミンCを主成分とするサプリメントを摂取させた所、関節痛が改善されたとの報告があります。コエンザイムQ10は、軟骨の細胞を活性化させることによって、軟骨をつくる働きを促進するため、関節の痛みを改善する効果があります。
骨粗しょう症を予防する効果
骨粗しょう症とは、骨密度が低下して骨がもろくなり、ちょっとしたはずみで骨が折れやすくなってしまう病気のことであり、骨を構成するカルシウムの不足や、更年期の女性に見られるエストロゲンの減少などが原因とされています。骨は、コラーゲンが絡み合っている隙間をカルシウムが埋める形で形成されています。骨に十分なコラーゲンが存在していないと、摂取したカルシウムが吸着されにくくなります。包接コエンザイムQ10とカルシウムやコラーゲンを主成分としたサプリメントを6ヵ月間摂取させると、骨密度が改善したという報告があります。コエンザイムQ10とコラーゲンを同時に摂ることにより、カルシウムが吸着されやすい状態になり、骨密度が改善されるため、骨粗しょう症の予防に役立ちます。
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商品サイト
※参考文献一覧
わかさの秘密 https://himitsu.wakasa.jp/