サンダルウッド (ビャクダン科)和名 白檀
【効き目】
鎮静、利尿、抗菌、興奮、不安、むくみなど
白檀といえば線香やお香の香りとイメージ
されるように、宗教儀式や瞑想で使われるハーブです。木の幹が香るので、彫り物や建材利用もされてきました。「精神」と「魂」に働きかけると言われるビャクダン科インドを原産とした寄生の常緑低木の植物ですビャクダン科の寄生の常緑低木植物(他の植物の根に寄生して育つ植物)で、黄色や紫色の花を咲かせます。10m近く成長します。現在では希少価値が高くなっており、手に入りにくくなっています。ウッディな香りで、不安やイライラを和らげる鎮静作用の高い精油です。インド原産のインディアンサンダルウッドとオーストラリアサンダルウッドがありインディアンサンダルウッドは稀少で高価な精油として扱われています。日本でもお香や仏具にも使用されており、日本人にとっても馴染みのある落ち着いた香りです。日本では「白檀」として重宝されていました。サンダルウッドの名前の由来はインドのサンスクリット語という説があり、そこから英語名のsandalwoodのもとになっています。
サンダルウッドの効能
呼吸器系の不調への作用
抗菌・消炎・去痰作用を得意とするサンダルウッドは喉の痛みや不快感、咳や痰、気管支炎や喘息などに有用で、呼吸器系のトラブルにおすすめの精油です。深い呼吸を促してくれます。
むくみの改善作用
サンダルウッドの主成分であるアルコール類のサンタロールなどには血行促進・うっ滞除去・利尿作用があり、浮腫みの原因となっている体に溜まった不要な水分や老廃物を尿として排出しやすくしてくれ、また血行促進作用もあるため、循環を促し筋肉の緊張和らげてくれます。
メンタルケア・安眠への作用
古くから瞑想に使用されており、鎮静・強心作用があるため、緊張を和らげたり、心を落ち着かれてくれ強く冷静にさせてくれます。深い安らぎをもたらしてくれるため安眠にも導いてくてる働きが期待されます。
※うつ状態の際には更に症状が重くなる恐れがあるため使用を避ける。
スキンケア作用
皮脂の分泌を調整し、脂性肌・乾燥肌どちらにもおすすめです、また、保湿作用や皮膚の軟化作用があるため、お肌に潤いと柔軟性をもたらしてくれる働きがあります。鎮痛・収れん・抗炎症作用もあるため、皮膚の痛み・炎症を和らげてくれ、古くからスキンケアに使用されてきました。
集中力を高めてくれる作用
サンダルウッドは、心のバランスを整える作用を得意としています。甘みのあるか香りは心を落ち着かせ、精神のリフレッシュに働きかけます。また、神経系の刺激も行うため、過度に興奮した状態の時は落ち着かせ、気持ちが落ち込んだときには自分と向き合う意識に働きかけ心のバランスを取ってくれます。
>頭がクリアになることで、不用な情報から開放され集中力のアップに繋がります。
サンダルウッド こんな時におすすめ!
安眠したい時
中枢神経系の抑制に働きかけてくれるとも言われており、深い呼吸を促すとともに気持ちを落ち着かせてくれるだけでなく睡眠の質の向上にも一役買ってくれるので、睡眠前の芳香やバスタイムなどの使用がおすすめです。
免疫力を高めたい時
呼吸器系の不調や不快感を和らげてくれるサンダルウッドは免疫力のアップにもおすすめです。抗菌・抗炎症だけでなく、解毒・うっ滞除去作用や血行促進、利尿作用もあるため、代謝を上げ、不要な水分や老廃物の排出を促してくれます。
気持ちを落ち着かせたい時
瞑想や宗教の儀式などでも古くから使用されていたサンダルウッド。厳かな雰囲気の時だけでなく、冷静に物事を考えたい時、頭の中を浄化させたい時、またヨガなど心を落ち着かせ深い呼吸をしたい時などにおすすめです。
お肌の引き締めたい時
お肌の軟化を促し抗炎症や収れん等、お肌の再生やケアにもおすすめです。利尿作用などもありセルライトや浮腫みの改善にも役立ちます。お肌に張りが欲しい時やシワが気になる時におすすめです。
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クナイプ(Kneipp) バスソルト 入浴剤 サンダルウッドの香り
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※商品サイト
※参考文献一覧
すすきちえこ、はじめてのハーブ手帖、メディアパル、
2020、p36
日本アロママイスタースクール
https://refle-tbc.com/qualification/aroma_essential-oil/sandalwood/