タンポポ 【蒲公英】
【効き目】
胃腸病、神経痛、リウマチ、不眠症の改善など
可憐な花で知られるタンポポですが5年以上経過した根はゴボウのように長く太くなり強靭な生命力を思わせます。野草には栽培野菜にはない成分が多く含まれているのですが、その中でも、ゲルマニウムはガンや難病治療への効果が期待できると言われ注目されています。このゲルマニウムもタンポポの根に多く含まれています。根だけではなくタンポポの葉もミネラル、ビタミンの宝庫です。内臓が弱い人には特におすすめします。葉は天ぷら、佃煮、和え物に。根はきんぴらにするとよい。タンポポには「日本タンポポ」と「西洋タンポポ」があるが、日本タンポポの方が苦味が少なく美味しい。今は西洋タンポポの方が多くなりました。
西洋タンポポに含まれる成分と性質
カリウムが豊富な葉は、むくみや泌尿器の感染症に用いられます。また、西洋タンポポの尿酸排泄作用は、ほかのハーブと合わせて様々な症状に効果を発揮します。通風にはネトルとあわせて、また他のハーブとブレンドして、関節炎やリウマチ、高血圧に使われます。根は強壮剤として毒素排泄や体質改善に活躍します。特に、苦味質フィトステロールは強肝作用に優れ、肝臓や胆のうの疾患に効果が期待できます。また、豊富に含まれるオリゴ糖の一種イヌリンは、便秘や皮膚疾患、消化不良、さらには疲労回復などに利用されます。
西洋タンポポの効果
むくみを予防・改善する効果
西洋タンポポは、利尿作用が高いカリウムを豊富に含んでいます。カリウムの働きによって、不要な水分や老廃物を尿として体外に排泄することで、むくみの改善が期待できます。また、カリウムは筋肉のエネルギー代謝や収縮を間接的に補助するため、むくみがちな足の筋肉を働きかけ、ポンプの働きをサポートし、より強力にむくみを改善してくれます。
食欲増進効果
葉と根に含まれる苦味質は、消化管全体および肝臓を活性化させ、消化液の分泌を増やします。食欲の増進や消化を助けます。
便秘を解消する効果
西洋タンポポには穏やかな解毒作用があるので、毒素、老廃物、汚染物質を肝臓や腎臓が排除するのを助けます。便秘を起こしやすい食べ物を食べることや冬の運動不足などで起こる廃物の解消に効果が期待できます。
母乳の分泌を促進する効果
乾燥させた西洋タンポポをハーブティーなどとして煎じて飲むことで期待できる効果のひとつに、母乳の分泌を良くする働きがあります。ノンカフェイン飲料であるため、授乳期の女性も安心して飲むことができます。
リラックス効果
ハーブティーやコーヒーとして利用される西洋タンポポの根には、穏やかな弛緩作用が期待できます。カフェインも入っていないため、リラックスを望む際の飲用で効果を発揮します。
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※参考文献一覧
東城百合子、野草と野菜、三笠書房、2019、p42
わかさの秘密
https://himitsu.wakasa.jp/contents/dandelion/