松の実  (マツ科)

野菜・その他

松の実     (マツ科)


【効き目】
からせき、便秘、肌や髪の乾燥など

肺や腸にうるおいをもたらし、からせきを止めたり便通を促したりする効果があります。また皮膚や髪、爪の乾燥を防ぐ効果があるので、秋から冬の空気が乾く季節にとりたい食材です。不飽和脂肪酸のピノレン酸がアレルギーやアトピーなどを緩和。老化防止効果があるビタミンEが豊富です。マツ科マツ属の大木であるマツの木の実です。一般的には、「松ぼっくり」と呼ばれているものの中にある種子の胚乳の部分のことをいいます。この種子は、たんぱく質と不飽和脂肪酸を含んでおり、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどのミネラル類やビタミンB群を始め、ビタミンEや葉酸などビタミン類も豊富です。栄養が豊富であることから滋養強壮作用が期待されおり、虚弱体質の人にも昔から役立てられてきました。食材としては、薬膳料理[※1]やイタリア料理、お菓子づくりなどのスパイスとして加えられ、様々な料理に幅広く利用されています。また、松の実の歴史は聖書にも記述される程に栽培の歴史が長く、中国では仙人の霊薬として生薬や薬膳料理として使われてきました。

松の実の歴史
松の実は世界中で約20種類存在します。人類が食用として利用する大型種子はリス、カラス、ネズミなどが食べ残したものが親木から遠く離れた所で発芽する種子散布様式で育ったものが大半です。世界各地で食材として利用され、ヨーロッパでは、「ナッツ・パイン」「ストーン・パイン」、中国の「長生果」、朝鮮半島と日本での「朝鮮五葉」、メキシコの「インディアンナッツ」、そしてアメリカの「アロカビアン」などがあります。しかし松の実は、受粉栽培することが難しく、高価な食材とされています。中国の古い薬学書では松の実を「長生果」とし、松の実を仙人の霊薬や不老長寿の薬として、また滋養強壮の薬用として利用されていました。他にも、ヨーロッパやイタリア料理では、松の実を取り出し、煎ったり、揚げたりして加熱して料理に加えて食するものです。

松の実の利用法
松の実は生食できない食材なので、香ばしく炒ってサラダや詰め物などに利用したり、おかゆやおしるこに入れたりとヘルシー料理として加えるのがおすすめです。

松の実に含まれる成分と性質
松の実には、脂肪、たんぱく質、ミネラル、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、食物繊維の成分が豊富に含まれております。脂肪は不胞和脂肪酸ですので、動脈硬化を予防する働きの抗コレステロール作用があります。生活習慣病を予防してドロドロ血の改善や体を動かすエネルギーを作ってくれます。ビタミンB群の栄養素は、体内での代謝を促進させる補酵素としての働きがあるので、働きをパワーアップさせることが出来ます。

〜豆知識〜カフェインとの相性
コーヒーなどのカフェインが含まれる飲料はビタミンCやビタミンBを消費してしまうので、一緒に摂取することはなるべく控えるべきです。

松の実の効果

美肌効果
ビタミンは、美肌をつくるのに必要不可欠な成分でもあります。肌の新陳代謝は通常28日周期で行われます。その肌のサイクルが年齢によって不規則になることで、トラブルが発生してしまいます。ビタミンには肌を丈夫にするビタミンAが大切とされ、ビタミンB群は肌の炎症などのトラブルを防いで正常な状態を保つのに重要なビタミンとなります。また、ビタミンEは血行をよくするので、新陳代謝を高めて肌の発色を良くなるように促します。

眼精疲労を改善する効果
ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどが目の疲れ、ドライアイ、目の老化防止に効果があります。ビタミンB群は体の疲労を緩和し正常な状態へ回復するビタミンとして活躍します。しかし不足してしまうと、疲れ目だけでなく、目の調節力が弱まってしまい、しょぼしょぼしたり、かすんだり、明るい場所のでは見えにくいという症状が出てきたりします。ビタミンEは、活性酸素から細胞膜を守る働きをします。不純和脂肪酸が酸化されてしまうと目の老化につながるので、ビタミンEはしっかり補う必要があります。ビタミンCは目の形を保っている水晶体の老化を防いでくれます。白内障や緑内障の予防にも良いとされています。

生活習慣病の予防・改善効果
松の実の脂肪には抗コレステロール作用のある不飽和脂肪酸が含まれており、ドロドロ血を予防してくれます。また、脂肪は体を動かすエネルギーとなり、たんぱく質は健康な体をつくるもととなって生活習慣病を予防します。

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