菜の花 【菜花】

薬草・野草

菜の花   【菜花】



【効き目】
のぼせ、ストレス、イライラ、疲労など

肝に働き、気の滞りを解消するため、のぼせ、ストレス、イライラなどの春に起こりがちな不快症状の改善に向いています。また、血の滞りを取り除き、高血圧や動脈硬化、月経不順などを予防します。栄養価が高い菜の花。β-カロテンやビタミンC、カルシウムの含有量は、野菜の中でもかなり高く、葉酸も豊富に含むので、妊婦は積極的にとると良いでしょう。

菜の花とはどんな食材?
菜の花は「菜花(なばな)」や「花菜(はなな)」とも呼ばれているアブラナ科の野菜です。春に旬を迎えますが、12月ごろから店頭にも並び始め、一足早く春を告げる野菜です。「菜の花」は特定の植物の名前ではないことをご存知でしたか?アブラナ属のつぼみと花茎、柔らかい若葉のことをまとめて「菜の花」と呼びます。アブラナ属の野菜には、小松菜や青梗菜、キャベツ、ブロッコリーなどがあります。菜の花には食用の他にも観賞用や菜種油用があり、それぞれ品種が異なります。食用として食べられている菜の花には、「和種」と「西洋種」があり、和種はつぼみと花茎と葉を食べ、西洋種は主に花茎と葉を食べます。菜の花は緑黄色野菜の一種で、栄養価の高い野菜です。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、その中でもビタミンCの含有量は野菜の中ではトップクラス。ビタミンCには美肌効果や風邪予防などの効果が期待できます。また、アブラナ科の野菜にだけ含まれているイソチオシアネートはがん予防に効果が期待できると言われています。

菜の花の栄養と効能

菜の花は、ブロッコリーやキャベツと同じアブラナ科の野菜です。 若くやわらかい花茎やつぼみ、葉を食用とし、 独特なほろ苦さやピリリとした味わいが特徴的な野菜です。春に花を咲かせる菜の花には、徐々に強まる紫外線に対抗する栄養や、 冬に溜め込んだ余分な老廃物や脂肪を排出する働きのある 栄養がぎっしりと詰まっています。

イソチオシアネート
菜の花を食べる際に舌の上に感じるピリリとした辛みの正体は、 「イソチオシアネート」と言う成分です。 胃の働きを助け消化を良くする他、 血液をサラサラにして血行を促したり、血栓を防ぐ効果が知られています。また発がん性物質の働きを抑え癌を予防したり、 強い抗酸化作用によるアンチエイジング効果、 抗菌作用による風邪やウィルスに強い体づくりなど、様々な効果が期待できます。

食物繊維
食物繊維は、三大栄養素+ビタミン・ミネラルに次ぐ第6の栄養素であり、 健康にとって重要な働きをします。腸内の有害物質を吸着させ絡めとることで老廃物の排泄を促し、 便秘対策や美肌対策に役立つ他、食事から摂った糖の吸収スピードを緩め、 肥満などの生活習慣病対策としても役立ちます。

β‐カロテン(ビタミンA)
β‐カロテンは体内でビタミンAに変化します。
ビタミンAは皮膚や粘膜の強化に役立つ栄養素で、「美肌のビタミン」とも言われます。 肌や髪質の向上やアンチエイジングの他、目の健康維持にも役立つ栄養素です。油と一緒に摂ると吸収が良くなる為、菜の花の場合は、 てんぷらや炒め物で食べるとより効果的に摂取できます。

ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質を代謝するために欠かせない栄養素です。 甘いものや主食等、糖質を多く摂ってしまう人は積極的に補いたい栄養素です。不足すると糖質のエネルギー代謝が悪くなり、痩せにくくなったり、 疲労感や集中力の低下を招く原因となることがあります。

ビタミンB2
ビタミンB2は、脂質とタンパク質の分解に欠かせない栄養素です。 細胞の再生を助け、健康な肌や髪を保つ働きがあります。 また粘膜を保護し口内炎を防いだり、 老化の元となる過酸化脂質を分解する働きがあることから アンチエイジングにも役立ちます。

ビタミンC
ビタミンCは肌を丈夫に保つコラーゲンの合成に欠かせない栄養素です。コラーゲンは細胞間の結合組織として、 皮膚だけでなく血管や骨、筋肉などを丈夫にする為にも欠かせません。 また、白血球を活性化させて免疫力を高めたり、 鉄の吸収を助ける作用がある他、ストレスに強い身体作りにも役立ちます。

ビタミンE
ビタミンEには強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を抑制して、 アンチエイジングや生活習慣病の予防に役立つと考えられています。 また血行を促進し、肩こりや冷えの改善、美肌にも効果的。 更にホルモンの活性に役立つことから、 生理痛や生理不順の緩和など、女性特有の症状にも効果が期待できます。

ビタミンK
出血を早く止めたり、骨や歯にカルシウムが沈着しやすくする等、 健康な体の維持に役立つ栄養素です。

カリウム
菜の花には余分なナトリウムを体外に排出する働きのある、 カリウムも豊富に含まれています。高血圧やむくみ対策として役立つ他、 腎臓の老廃物の排出を助けたり、筋肉の収縮をスムーズにする効果もあります。

カルシウム
カルシウムは骨や歯を形成したり、筋肉や神経の働きに関わる重要な栄養素です。
カルシウムが不足するとイライラしやすくなったり、 骨や歯が弱くなり、骨粗しょう症のリスクが高まる為、 不足しないよう日々の食事から十分補うことが大切です。

鉄分
鉄は赤血球のヘモグロビンの構成成分です。 呼吸で取り込んだ酸素を体内の隅々まで運搬する大事な働きをしています。
貧血や疲労感の予防、冷えの改善、ダイエットを円滑にする他、 肌のくすみを晴らし美肌に導く効果などが期待できます。

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※参考文献一覧
薬膳と漢方の食材小事典
2019、日本文芸社 p40
まごころケア食
ttps://magokoro-care-shoku.com/column/nutrition-of-rape-blossoms/
医食同源ドットコム
https://www.ishokudogen.com/blog/nanohana/?bkCate=column-health&bkPG=6

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