なつめ 【棗】
ゴボウ 【牛蒡】
【効き目】腹痛、下痢、便秘の解消、貧血、冷え性の改善などゴボウを食べるのは世界でも日本や韓国、台湾だけど言われてる。日本人は生活の中でかなり工夫して大事なものとして食べてきました。昔は医者がいない無医村が多かったから、お腹が痛くなるとゴボウを掘ってきて皮ごとすりおろし、その汁を盃で一杯飲む。すると痛みが止まり治ってしまいました。痰が出るのも、このしぼり汁を飲むと治ります。
ゴーヤ 【苦瓜】
【効き目】疲労回復、夏バテ、食欲低下の予防など栄養的にはゴーヤのビタミンCはレモンの2〜3倍と非常に多い。疲労回復のビタミンと言われるビタミンB1も豊富で夏バテ防止に良い。食物繊維も多く腸の運動を活発にして食欲低下を防ぎます。食べ物を吸収する力も同時に強まります。東洋医学的にはゴーヤのような夏の野菜の性質は「寒」なので暑さを冷まします。陰と陽では「陰」の性質です。熱を冷まし、暑さを予防、むくみを取り血行を助けます。
クロマメ 【黒豆】
【効き目】咳止め、美声、美肌、解毒、浄血作用、アレルギー改善などお正月のお節料理に欠かせないクロマメは、黒色そのものに特別な薬効があります。黒い皮の色はアントシアニンというポリフェノールの一種です。血中の悪玉コレステロールに作用し血液をサラサラにする効果を発揮します。昔から民間療法では、咳、喘息の妙薬として呼吸器の弱い人に愛用されてきました。クロマメを水に浸けてふやかし、さっと茹でるといやなにおいがします。
クルミ 【胡桃】
【効き目】動脈硬化、高血圧、腎臓病の予防、健脳、便秘、不眠解消などクルミは吸収しやすい脂肪を多く含んでいます。病人の回復期に生のクルミを一日2〜3個取るとよい。内臓や筋肉を丈夫にし治りが早くなります。クルミの脂肪はリノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸がバランスよく入っていて血液中のコレステロールを除くのに役立ちます。血中の老化を防ぐので動脈硬化、高血圧、腎臓病や血管系の病気にも良いです。細胞の防水性を高くし、不要な水分をはじき飛ばし細胞を元気づけます。公害物質の侵入も予防します。
キュウリ 【胡瓜】
【効き目】利尿作用、血液浄化、火傷、あせも、にきびの改善など夏野菜の代表のキュウリは、みずみずしいパリッとした歯応えが独特です。最近は季節感も薄れ、一年中出回っていますが、やはり夏の太陽を十分浴びたものにはかないません。体を冷やす作用があるので暑い時にはうってつけですが、寒い季節に食べ過ぎると冷え性なったり、風邪を引きやすくなるので注意が必要です。利尿作用があるカリウムが多く、体内にある過剰なナトリウムを排出します。
キャベツ 【甘藍】
【効き目】胃潰瘍、十二指腸潰瘍、アトピー、高血圧の改善、骨折予防などキャベツにはビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンUなどの抗潰瘍成分がたっぷり含まれていて胃潰瘍に有効です。カルシウム、鉄、マンガンなどのミネラル分も多く、特にキャベツに含まれるカルシウムは吸収されやすい。リパーゼ、トリプトシン等の消化酵素もあります。特にビタミンはキャベツの外葉の青く固い部分に多く中の白い部分の2倍もある。
カリン 【花梨】 (バラ科)
【効き目】強壮、殺菌、毒下し、内臓強化、血液浄化などカリンの木には、秋になると洋ナシのような実がつきます。この実は固いのでほとんどの場合、粉にして漢方薬に使われます。一般の果実のようにそのままでは食用にはされません。香りがよく、カリン酒、カリンジュースにすると香りの良い飲み物になります。薬効が強く、強壮、殺菌、毒下し、内臓強化、血液浄化をして体を丈夫にします。風邪、咳、疲れには特効薬になります。
カボチャ 【南瓜】
【効き目】糖尿病、虚弱体質の改善、健脳など冬至にカボチャを食べれば風邪を引かないと昔から言われてきたように栄養価の高い野菜です。黄色い色素はカロテンでビタミンAに変わり肝臓を助ける。黄色い濃いものほど免疫力を高めるカロテンが多く栄養内容も豊かです。また、含まれているビタミンCは血管を柔らかくする。このビタミンCは煮ても壊れないから、生野菜の変わりもしてくれます。解毒作用を盛んにする作用があります。
アズキ 【小豆】
【効き目】解毒、便秘解消、疲労回復、食欲増進などアズキは昔から邪気を祓うといわれ、お祝い事には欠かせない食材でした。赤飯や饅頭、おしるこなどに使われます。食欲増進、強心、疲労回復に効き目があり、心臓、腎臓、肝臓の働きを助け血液をきれいにします。疲れやすい人はアズキを少量ずつでもご飯に炊き込み常食すると良い。疲れて体が重い時などは、朝、茹でこぼさないで煮たお茶碗一杯の塩茹でアズキを食べると疲れがとれます。
ヨモギ 【蓬】 (キク科)
【効き目】血液浄化、健胃、健肝、貧血、高血圧、便秘の改善、冷え性、美肌などヨモギは大変強い野草で日本全国の山野、道端、どこでも生えます。昔から万病のクスリとして知られ漢方でもほとんどの病気の調合に使われるほど薬効の大きい野草です。早春、若い葉を採って乾燥させ臼に入れてつき、それをふるいにかけてカスを除き、綿のようにしたものをモグサといいます。これをお灸に使うと驚くような効果があり昔からお灸の材料として利用されてきました。