ヒース (ツツジ科)
バレリアン (オミナエシ科)
【効き目】鎮静、鎮痙、就眠障害、神経性、痙攣性の消化器系疼痛など秋に収穫され、ドライ状態でも入手可能ですが、非常に強烈な臭い成分「イソ吉草酸」を含みます。保存する場合は密閉袋を二重にし、冷蔵庫に入れましょう。中枢神経を抑制し、筋肉の緊張をゆるめるため、寝つきよくしたり不安をやわらげる作用があります。
ソウパルメット (ヤシ科)
【効き目】酵素阻害、利尿、消炎、前立腺肥大、過敏膀胱、排尿障害などハーブの活用といえば女性向きなイメージが多い中、ソウパルメットは珍しく男性に用いられるハーブです。赤黒い実から得られる成分は、中高年男性の悩みに効果が期待できるのです。良性の前立腺肥大や排尿障害を改善したり、額が広くなる男性型の脱毛症にも。症状は初期段階で、率先して使い、健康維持に役立てましょう。
クランベリー (ツツジ科)
【効き目】尿道炎、膀胱炎、尿臭、尿の酸性化や尿路への細菌の付着抑制など日本では観賞用の園芸品種が知られます。赤い果実を絞ってジャムにしたり、ティーで飲むとビタミンCが補給できます。目の疲れや美白にも効果があり、また、尿道炎や膀胱炎にも効果が期待できます。ジュースは糖分が多く、ドライフルーツは油を含むものが多いので、健康目的で摂るなら、サプリにしましょう。クランベリーは、ツツジ科ツルコケモモ属の小果樹で、北アメリカやヨーロッパ、日本などの寒冷な地に自生しています。
クミスクチン (シソ科)
【効き目】利尿、鎮痙、腎盂炎、膀胱カタル、腎臓カタル、過敏膀胱など長い雄しべが特徴のクミスクチンには利尿作用があり、腎臓のお茶として知られています。ドイツやフランス、スイスなどでも細菌性の尿路感染症や炎症疾患にて用いられています。代表的な成分のカリウムを豊富に含むので水分の排出を促すだけでなく、ナトリウムや塩素、尿酸の排出も増加させることから、高血圧や痛風対策にも用いられます。
うど 【独活】
【効き目】冷え症、関節痛、湿疹など体を温めて、寒けを取り除く作用があり、冷え症の改善や足腰の痛みの緩和に良いでしょう。体の湿気を取り除く作用もあり、春先の湿気をおびた風にあたることで起こる関節痛(寒湿痺といいます)や皮膚の湿疹、のどの炎症の改善にも有効です。
いちご 【苺】
【効き目】口の乾き、からせき、のどの痛み、食欲不振、消化不良、便秘、シミなど喉をうるおし、から咳を鎮めます。体にこもった余分な熱を冷まします。体をうるおす作用のほかに気の巡りをよくする働きもあります。胃の働きを高め、食欲不振や消化不良、便秘を緩和します。ビタミンCが豊富で、風邪予防やシミ、シワを予防するなど美肌に効果的です。むし歯予防に良いとされるキシリトールも多く含まれます。
きくらげ 【木耳】 (キクラゲ科)
【効き目】鼻血、貧血、痔、便秘、免疫力を高める、骨粗しょう症予防など腎と肺を補い、口の中の乾燥を鎮め、老化防止や滋養強壮に役立ちます。血の巡りをよくして、補う作用があるため、鼻血や貧血、痔にも効果的。胃腸をうるおし、便秘を改善する効果も期待できます。また、傷の治りを促進します。食物繊維はごぼうの3倍、ビタミンDは食品の中でもトップクラスの含有量。
あさつき 【浅葱】
【効き目】のぼせ、イライラ、食欲不振、体力減退、疲労など高ぶった神経を鎮め、イライラを解消する作用があり消化吸収を促進し、食欲増進や疲労回復に役立ちます。粘膜を強化する作用もあり、かぜ予防や美容によいとされます。刺激成分の硫化アリルが多く含まれ、消化液の分泌を促すとともに、血行を改善して疲労物質(乳酸)を分解します。また、β-カロテン、ビタミンB2、ビタミンB6など、ビタミンも豊富で、代謝吸収を高め、体に活力を与えます。
イブニングプリムローズ (アカバナ科)
【効き目】γ-リノレン酸(GLA)の補給によるエイコサノイドの調整、生理痛、生理前症候群、リウマチなどのアレルギー疾患、湿疹など幕末に日本に入ってきたとされますが、野生のものは見かけません。もとはアメリカの先住民が全草(根を含めた丸ごと)食料にしたり、種の油を傷や皮膚炎に塗ったりしていました。種子から採れる油はホルモン調整のポイントとなります。健康食品に使われることが多く、アトピー性皮膚炎やリウマチなどのアレルギー疾患や生理痛、生理前症候群などへの効果が期待されます。月見草は、アカバナ科マツヨイグサ属に属する二年草で、夕方に花が咲いて朝には萎むという特徴を持ちます。
アンジェリカ (セリ科)
アンジェリカ (セリ科)和名 ヨーロッパトウキ【効き目】健胃、利胆、鎮痛、駆風、食欲不振、消化不良、気力や体力の低下などアンジェリカはエンジェルを語源とし古くから悩める人に寄り添うハーブとして使われてきました。土のような香りと苦みを持ち、弱...