みかん (ミカン科)
さつまいも 【薩摩芋】
【効き目】虚弱体質、疲労、胃弱、むくみ、食欲不振など気を補い、胃腸を元気にして、生命力を養うとされます。虚弱体質の改善や疲労回復に効果があるとともに、ストレスによる食欲不振の改善にも有効です。脾(消化機能)に作用し、便秘やむくみの改善にも効果があります。ビタミンCのほか、食物繊維が豊富で便秘改善に役立ち、血圧や血糖値、コレステロール値の上昇を抑える効果が期待できます。
ざくろ 【柘榴】
【効き目】下痢、血便、不正出血、鼻血、せき、のどの炎症、かすれ声、更年期症候群など収れん作用とは、皮膚や粘膜から体液や血液がもれ出るのを防ぐことです。慢性の下痢、おりものや、血便、不正出血、鼻血などを止める働きがあります。また、肺をうるおして、せきを止める効果があり、のどの渇きや炎症、かすれ声などにも良いでしょう。高血圧を予防するカリウムや、抗酸化作用があるポリフェノールのアントシアニン、エラグ酸などが豊富です。
栗 (ブナ科)
【効き目】疲労、虚弱体質、下半身の筋力低下、月経痛など秋になると甘くほっくりとした味が恋しくなる栗。日本では縄文時代から食べられてきたといわれます。腎を補う作用が強く、気力を増して虚弱体質を改善します。痩せて体力のない人や、下痢気味の人に向きます。特に下半身を温め、筋力をつけるので、足腰を丈夫にしたい人に良いでしょう。
クコの実 【枸杞の実】
【効き目】ストレス、めまい、耳鳴り、不眠、視力低下、眼精疲労、ドライアイ、白髪など中国では古くから体を養い副作用の少ない「上品薬」として利用されてきました。気・血を補って肝と腎を滋養します。目の働きを助け、視力低下や眼精疲労、涙目、ドライアイなどに効果的です。腰のだるさ、白髪、めまい、不眠の改善にも有効です。ビタミン、ミネラルが豊富。
ぎんなん 【銀杏】
【効き目】せき、痰、ぜんそく、薄いおりものが多い、頻尿、尿失禁など食材としてのぎんなんは、イチョウの実ではなく「仁」という種の部分。肺をうるおすので空気が乾燥してぜんそくが悪化する秋から冬にとりたい食材です。収れん作用があり、せきや痰のほか慢性的なぜんそくや気管支炎を改善します。薄いおりもの、頻尿の改善にも役立ちます。抗炎症作用があり、血栓を予防するギンコライド(特有成分)のほか、尿の出をよくするカリウムも豊富です。
菊花 (キク科)
【効き目】目のカスミ、目の充血、イライラ、高血圧、肩こり、肌荒れ、のぼせ、めまい、頭痛など食用としても利用される菊は、山形県の「もって菊」が有名です。肝の高ぶりを鎮める作用があり、頭痛やイライラ、のぼせや目眩、高血圧の改善に有効です。肝は目と関係関係するので、眼精疲労や目の渇き、充血、かすみ目の解消に役立ちます。ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEが豊富。有効成分の中でも特にビタミンB1が視神経に栄養を与え働きを整えます。
かぼす (ミカン科)
【効き目】食欲不振、胸苦しい、胸が使える、胸痛、お腹のはり、腹痛、口の渇き、から咳、寝汗などさわやかな香りが食欲を増進させます。気の滞りを取り除き、胸が苦しい、胸がつかえる、胸が痛いなどの改善に有効です。胃腸の気滞が原因で起こる、お腹のはり、腹痛などにも効果的。また、肺をうるおす作用があるので乾いた咳、口の渇き、寝汗などを鎮める効果もあります。
柿 (カキノキ科)
【効き目】二日酔い、せき、のどの渇き、むくみ、口内炎など肺をうるおして乾燥による咳や喉の渇きをとめます。アルコールデヒドロゲナーゼという酵素がアルコール分解を促し二日酔いを改善します。体を冷やす性質が強いので腹痛や下痢を起こしやすい人は胃腸を丈夫にして体を温める干し柿がおすすめです。抗酸化作用があるビタミンCやβ-カロテンが多く含まれます。
レタス (キク科)
【効き目】母乳の出が悪い、高血圧、むくみ、便秘、イライラ、不眠など体にこもった熱を取り、水分代謝を正常にして母乳の分泌を促し、むくみの解消にも有効です。高血圧や便秘の改善にも役立ちます。エビと組み合えわせて疲労回復。ビタミン類、摂取のために加熱調理がおすすめです。
モロヘイヤ (アオイ科)
【効き目】骨粗しょう症、イライラ、便秘、消化不良、高脂血症などモロヘイヤはエジプトやアラビア半島で古くから常食されているシナノキ科に属する緑黄色野菜の一種です。別名ツナソとも呼ばれています。エジプトでは5000年以上前から一般に普及していたといわれています。高温、乾燥地帯でも育つことができる強い生命力とその高い栄養価から、近年注目を集めている野菜です。虫にも暑さにも強いため、家庭菜園でも人気があります。