ハトムギ 【鳩麦】(イネ科・ジュズダマ科)
小松菜 (アブラナ科)
【効き目】のぼせ、ほてり、更年期症候群、イライラ、高血圧、消化不良、肌荒れ、便秘など熱を冷まし、気を降ろして焦燥感を取り除く効能があります。更年期症候群の、のぼせやほてり、月経前のイライラする気持ちを鎮めてくれるでしょう。また、胃腸の調子を整えるとともに、腸内の水分を補って便秘の改善にも。緑黄色野菜の中でもカルシウムの含有量はモロヘイヤに次いでトップクラス。
キンカン 【金柑】
【効き目】せき、食欲不振、吐き気、二日酔い、お腹の張り、イライラなど気を巡らし、せきを止め痰を切り食欲不振や、お腹のはり、吐き気を改善します。また、うっ屈した気分を解消し、二日酔いの症状やイライラにも良いでしょう。民間薬として、せきや痰、扁桃炎などの治療に使われてきました。皮ごと食べられるので、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンCをしっかり取れます。
カリフラワー 【花菜】
【効き目】消化不良、胃もたれ、めまい、耳鳴り、足腰のだるさ、物忘れなど胃の働きをととのえて、胃もたれ、消化不良などの胃腸の不調に効果があります。また腎を補い、骨や筋肉を丈夫にする働きもあります。耳鳴り、めまいや記憶力低下、足腰の衰えなど、加齢による症状の予防に有効です。抗酸化作用があるビタミンCのほか、免疫力を高め、がん予防が期待されるイソチオシアメートが豊富です。カリフラワーとは、冬から春に旬を迎えるアブラナ科アブラナ属の花野菜です。
りんご 【林檎】
【効き目】ほてり、口の渇き、せき、痰、食欲不振、消化不良、下痢、便秘、不安、焦燥感などりんごは幕末にアメリカから日本に入ってきた果物です。胃腸の働きを助けて消化を促進し、下痢と便秘、両方の改善に役立ちます。また、肺をうるおして、せきや痰を鎮める効果も。ほてりやのぼせ、寝汗を抑える働きもあります。心に働き、気持ちを高め、不安を鎮める効果も。
松の実 (マツ科)
【効き目】からせき、便秘、肌や髪の乾燥など肺や腸にうるおいをもたらし、からせきを止めたり便通を促したりする効果があります。また皮膚や髪、爪の乾燥を防ぐ効果があるので、秋から冬の空気が乾く季節にとりたい食材です。不飽和脂肪酸のピノレン酸がアレルギーやアトピーなどを緩和。老化防止効果があるビタミンEが豊富です。
まいたけ 【舞茸】
【効き目】高コレステロール、肌荒れ、肥満など季節に問わず手に入りますが、旬は秋。気を補い、余分な水分を排尿し、血流を改善します。コレステロールや血糖値の上昇を抑えるので生活習慣病の予防に積極的にとりましょう。肥満防止も期待できます。免疫力を高め、ガン抑制効果があるβ-グルカンのほか、便秘予防や美肌に有効な食物繊維も豊富です。マイタケは、サルノコシカケ科のキノコです。
プルーン (バラ科)
【効き目】貧血、高血圧、便秘、肌荒れ、抜け毛、目の疲れ、月経痛など海外では「ミラクルフルーツ」として知られ、新陳代謝を活発にして便秘や肌荒れ、抜け毛、目の疲れの改善に良いとされます。血流を改善し、貧血や高血圧を予防。月経痛や骨粗しょう症の改善にも効果があります。造血作用のある鉄や葉酸が豊富。強い抗酸化作用のあるプロアントシアニジンを豊富に含むので、アンチエイジング効果も期待できます。
はすの実 【蓮の実】
【効き目】下痢、おりもの、尿失禁、動悸、不安、不眠などハスは花が枯れたあと花托の中に実をつけます。ハスの実は、脾の動きを高め、食欲を増進し胃腸の水分代謝を改善して下痢を止めます。汗や尿が漏れ出るのを防ぐ作用で、おりものや尿失禁を改善する効果もあります。精神を安定させ動悸や不眠を改善する効果は重要です。中国では中秋節(旧暦8月15日)に食べる月餅に、ハスの実あんをよく使います。
なつめ 【棗】
【効き目】食欲不振、倦怠感、虚弱体質、疲労、アレルギー、イライラ、不安など脾胃に力を与え、特に血を補い、強い滋養強壮作用があります。心身両面の疲労回復に向いています。また、食欲不振を改善するほか、気持ちを安定させる作用もあるのが特徴です。ストレスで食欲がない時におすすめです。抗酸化作用が高いサポニンが豊富。免疫力向上、血流改善、肝機能向上などの効果が期待できます。
しめじ 【湿地茸】
【効き目】貧血、肌荒れ、頭がふらつく、便秘、高脂血症など血を補う作用があり、貧血のほか、顔色が悪い、肌にツヤがない、頭がふらつく、肌荒れなどの症状に有効。腸の働きを高め、便秘を解消し、コレステロール値を下げる働きもあります。食べすぎを防ぐ作用もありダイエットに向いた食材です。カルシウムの吸収を助けるビタミンD、便秘、肌荒れを改善する食物繊維が豊富。抗がん作用や、摂食抑制作用があるレクチンも含みます。