5月21日の漢方養生♪
顔が青白く血が不足した状態の「血虚（けっきょ）」
人の体を構成する３要素、気・血・水の血は、全身に栄養やうるおいを届ける役目をします。不規則な生活や睡眠不足、また無理なダイエットや偏食などで血を消耗してしまい、不足している状態を「血虚」と言います。血が不足すると栄養が体のすみずみにまで届けられず、また老廃物を排出する力も低下。顔色が青白く貧血ぎみで、めまいや立ちくらみ、目のかすみ、髪の毛のバサつき、皮膚の乾燥といった症状がみられます。見た目が不健康な印象になるだけでなく、気持ちが安定せず、不安になりやすく、記憶力が低下したりと、精神面でもマイナスが。また、血虚である人は、気虚（ききょ）にもなりやすいため、要注意です。まずは、全身にしっかりと栄養を行き渡らせることが大事です。増血作用のある食材で血を補い、規則的な生活を心がけることが大切です。血虚タイプにおすすめなのは、赤と黒の食材。赤身のお肉やレバー、カツオなどの赤身の魚、にんじんといった赤い色のもの。そして、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、レーズン、プルーンなどの黒い食材を積極的に取りましょう。
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香詩乃
香詩乃
kashinolab.jp
※参考文献一覧
薬日本堂のおうち漢方365日
2021年、家の光協会
