4月13日の漢方養生♪
体の熱を冷ます働きのある「タンポポ」
春風にのった綿ぼうしが、遠くまで飛んで子孫を増やすタンポポは、生命力が強い植物。根を焙煎したタンポポコーヒーなどは知られていますが、昔は葉をおひたしや天ぷらにして食べていたようです。中国でも野菜として一般的で、古くから「蒲公英（ほこうえい）」という生薬として使われてきました。生薬は根をメインに、葉、花、種と全草が使われ、どの部位も効能はほぼ同じです。甘みと若干の苦味があり、のどからくる風邪の初期症状、ニキビやものもらいなど化膿をともなう炎症、膀胱炎、消化不良、便秘などに有効です。乾燥させた根はお茶に。生の葉は、サラダのほか、さっと茹でて味噌で和えたり、青菜代わりに様々な料理に使えます。ただし、冷え性の方は控えめにしてください。
【漢方茶】
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香詩乃
香詩乃
kashinolab.jp
※参考文献一覧
薬日本堂のおうち漢方365日
2021年、家の光協会
