4月4日の漢方養生♪
薬用にも食用にもなる春の花「木蓮(もくれん)」
この時期に町を歩いていると、白い大輪の花をよく見かけます。これは木蓮の花で、薬用にも食用にも用いられます。同じく薬用にもなるコブシと良く似ていますが、木蓮の花は、コブシよりも花びらが大きくて幅が広く、上を向いて咲く点が異なります。木蓮の花は甘い香りが特徴で、薬用としては、鼻の通りをよくして鼻づまりや、鼻づまりからくる頭痛にも有効です。血のめぐりをよくして、めぐりの不調からくる月経痛の改善にも働きます。また、中国の書物によると、痰きり効果もあり、はちみつ漬けにするのだとか。日本では馴染みがありませんが、中国では、少し開き始めた花を軽く煮出してお茶にするほか、野菜や肉の炒め物、おかゆ、茶わん蒸しに入れていただくそうです。
【漢方薬】
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※参考文献一覧
薬日本堂のおうち漢方365日
2021年、家の光協会