1月21日の漢方養生♪
胃腸を整えるみかんの皮の生薬「陳皮」
冬のビタミン食材として昔から親しまれてきたみかん。フルーツには皮にこそ栄養があるとも言われていますが、みかんの皮にも薬効があります。漢方の生薬には、完熟のみかんの皮を乾燥させた陳皮が用いられます。みかんのさわやかな香りが気をめぐらせ、胃腸の調子を整えてくれるほか、せきや痰の解消にも役立ちます。日本では七味唐辛子によく使われますが、煮込み料理に調味料として加えると良いでしょう。胃に不快感がある時はおかゆに入れても良いです。陳皮を煎じた汁でおかゆを炊いて、仕上げに刻んだネギを加えます。陳皮は市販もされていますが、簡単に手作りできます。みかんを食べたら、皮を天日に1週間ほど干すだけです。無農薬のみかんが手に入ったら、ぜひ試してみてください。
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香詩乃
香詩乃
kashinolab.jp
※参考文献一覧
薬日本堂のおうち漢方365日
2021年、家の光協会
