7月5日の漢方養生♪
健康維持に大切な「扶正祛邪（ふせいきょじゃ）」の考え方
人には自然治癒力が備わっていて、体に病気の原因となる有害なものが入ってきても、撃退し回復させる力をもっています。漢方では、この自然治癒力を正気（せいき）といい、体に悪さをするのを邪気といいます。扶正祛邪の「正」は正気のこと、「邪」は邪気のこと。そして、扶は助ける、祛は取り除くという意味です。つまり、自然治癒力を高めて、病気のもとを取り除くということで、これは漢方の基本の考え方です。正気を高めても、邪気に太刀打ちできないときもあります。そんなときは、邪気を取り除けば良いのです。正気は、生命力でもあり、治癒力や免疫力も含まれると考えます。免疫力が高ければ病原菌の侵入を許しません。正気を高めるには、自然界にあふれているよい気を、呼吸や食事、運動を通して取り入れましょう。
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香詩乃
香詩乃
kashinolab.jp
※参考文献一覧
薬日本堂のおうち漢方365日
2021年、家の光協会
